今日は17時過ぎる頃にその日初めての食事をし終え、ふとカフェオレが飲みたくなったので近場のコンビニまで買いに行くことにした。
僕が住んでいる団地には棟と棟の間には桜並木があるのだが、特に手入れされているわけではないので春以外は淋しさを感じさせる一本道となっている。
特に今の時期は枯れ木と荒んだ地面、そして等間隔に並んだ苔の蔓延ったベンチがより一層哀愁を漂わせている。
僕は桜満開の春の時期よりもこの時期に朽ちる木々の道を歩くのが好きだ。
歩いていると不思議と落ち着いた気持ちになる。
枯れ木と僕の人生が重なって見えるからだろうか。
それともまだ自分は朽ちていないと悦に浸っているのだろうか。
寧ろ自然の赴くままに朽ちることは理想なのではないだろうか。
そんな僕の戯言に木々たちは風に揺られているばかりで何も応えてくれやしなかった。